お役立ち
【お役立ち】エアコンだけじゃない!水回り設備で夏の暑さを乗り切る方法

いつもナカソネ住設の公式サイトをご覧いただき、ありがとうございます。広報の宮田です。
夏の暑さが本格化すると、エアコンに頼りきりになってしまう方も多いのではないでしょうか。しかし実は、家の中で、水回りも夏の快適さを大きく左右する重要なポイントです。
シャワーや浴室の換気、給湯器の温度設定など、少しの工夫で体の負担を軽減し、光熱費の節約にもつながります。
本記事では、エアコン以外の暑さ対策として注目される“水回り”に注目し、シャワー・浴室・洗面所・給湯器の使い方や、湿気・熱気への対応策をご紹介します。
シャワーが増える夏。快適かつ節水できる使い方
適温は38℃前後。短時間シャワーで汗をすっきり洗い流す
夏は汗をかく機会が多いため、シャワーの回数も自然と増えます。しかし、高すぎる温度では逆に体への負担となり、冷たすぎると汗が引かずにまた蒸れてしまう原因になります。
理想的なのは38℃前後のぬるめの温度設定!体温に近い温度で汗や皮脂を無理なく洗い流し、心身ともにリフレッシュできますよ。
さらに、シャワーの時間は5〜10分程度に抑えるのが理想です。無駄に長く浴びてしまうと水道・ガス代がかさみ、光熱費の負担も増えます。短時間のシャワーでも快適さを保つためには、温度と時間の調整がカギとなります。
節水シャワーヘッドで使い心地と節約を両立
節水タイプのシャワーヘッドを導入することで、水圧を保ちつつ使用水量を抑えることができます。特に、手元で止水できるタイプは、シャンプー中や体を洗っている間の水の無駄遣いを防げるのでおすすめです。
夏はシャワーの回数が多くなる分、節水効果のあるアイテムを取り入れることで、家計への影響を軽減できます。日々の積み重ねが光熱費削減に大きく貢献します。
朝シャワーと夜シャワー、それぞれのメリット
朝シャワーは寝汗をさっぱり流して気分をリセットできる点が魅力です。一方、夜シャワーは日中の汚れや汗を洗い流してから眠ることで、睡眠の質を高める効果もあります。
どちらにもメリットがあるため、生活リズムや外気温に応じて、最も心地よいタイミングを選ぶのがベストです。例えば、猛暑の日は夜に汗を流してクールダウンすることで、寝苦しさを軽減できることもあります。
冷水シャワーは逆効果になることも
「冷たいシャワーで一気に涼しくなりたい!」という気持ちはよく分かりますが、実は体温調整の面では逆効果になることも。急激に体を冷やすと、身体が体温を保とうとして逆に熱を発し、汗が止まりにくくなってしまいます。
涼しさを持続させたい場合は、ぬるめのシャワーで体をじんわり冷やすのが正解です。爽快感と快適さの両立には、温度選びが大きなカギを握っています。
浴室・洗面所にこもる湿気と熱気の対策
換気扇は24時間つけっぱなしでも問題なし
「換気扇をつけっぱなしにすると電気代がかかるのでは?」と思いがちですが、実際には1日中稼働しても数円程度。
湿気や熱気のこもりを防ぎ、浴室のカビや悪臭を抑える効果を考えると、むしろコストパフォーマンスは非常に高いといえます。
特に夏場は湿度が高く、浴室内にこもった湿気がカビやぬめりの原因になりがち。日中でも夜間でも、換気扇を回し続けることで快適な空間を保てます。
窓のない浴室は朝の換気が効果的
自然換気が難しい窓のない浴室では、夜間にこもった湿気がなかなか抜けません。そんな時は、朝起きたタイミングで換気扇を強めに回すことで、湿気を一気に排出できます。
また、入浴後に浴室のドアを少し開けておくのも、空気の循環を促す有効な手段です。小さな工夫で、浴室の衛生環境を格段に向上させることができます。
洗面所に熱がこもるとカビの温床に
洗面所は水を頻繁に使う場所であると同時に、閉鎖的で風通しが悪い場合が多く、夏場は特に熱がこもりやすい空間です。その結果、湿気がこもり、カビが発生しやすくなります。
サーキュレーターを使って風の通り道を作ったり、除湿剤を設置することで、湿度を下げてカビの発生を抑制できます。見落とされがちな洗面所こそ、しっかりとした対策が必要です。
浴室乾燥機の涼風モードも活用を
浴室乾燥機は冬場に使用するイメージが強いかもしれませんが、夏には「涼風モード」が活躍します。湿気を外に排出しつつ、浴室内の熱気も軽減してくれるため、入浴後の不快感を和らげるのに最適です。
さらに、洗濯物の室内干しにも活用でき、梅雨時期やゲリラ豪雨の多い季節にも役立ちます。
給湯器の設定を見直して夏仕様に
夏の給湯温度は38〜40℃が適温
給湯器の温度設定を年間通して同じにしていませんか?実は、冬のままの設定だと夏には高すぎることがあり、無駄なガス消費につながります。
夏は38〜40℃程度の設定で十分です。体への刺激も少なく、光熱費の節約にもつながります。適切な温度設定は、無理なくエコで快適な暮らしの第一歩です。
シャワーだけの日は「ふろ自動」をオフに
夏場は湯船に浸からず、シャワーだけで済ませる家庭も多いでしょう。その場合、給湯器の「ふろ自動」機能をオフにしておくことで、不要なガス代をカットできます。
自動機能をオンにしておくと、知らないうちにお湯を保温してしまい、使わないのにエネルギーを消費してしまうこともあります。必要な時だけ使う意識が、夏の節約には大切です。
リモコン電源のこまめなオフで節電に
給湯器のリモコンは常にオンにしているご家庭も多いですが、実は待機電力を消費しています。シャワーを使わない時間帯には、こまめにオフにすることで、少しずつですが電気代の削減に。
習慣づけることで年間を通じて大きな節約効果が期待できます。
長期間不在時は「主電源オフ」も検討
旅行や帰省などで家を空ける際には、給湯器の主電源をオフにしておくのも有効です。ただし、再起動の方法や注意点については、事前に取扱説明書で確認しておくことをおすすめします。
見落としがちな「水回りの熱だまり」対策
洗面台下の収納は換気と乾燥が重要
洗面台下の収納スペースは、湿気と熱がこもりやすい場所です。通気性が悪いため、カビや異臭の原因となることも。
定期的に扉を開けて換気をしたり、乾燥剤を設置することで湿気を軽減し、カビの発生を防ぐことができます。収納しているアイテムの衛生面も保たれます。
排水口のぬめりや臭いは夏に悪化しやすい
高温多湿な夏は、排水口にたまった汚れや雑菌が繁殖しやすくなります。その結果、ぬめりや悪臭が気になるケースが増加。
定期的な掃除に加え、冷房で室内温度を下げておくことも、菌の繁殖を防ぐうえで効果的です。掃除の頻度を見直すことで、気持ちのよい水回りをキープできます。
洗濯機周辺も熱と湿気に注意
洗濯機のまわり、特に排水ホースや排水口の部分は湿気と熱がこもりやすい場所です。フィルターの詰まりや排水の不具合にもつながるため、こまめな掃除と風通しの確保が重要です。
洗濯機の裏側にサーキュレーターを設置して空気を循環させたり、定期的にホースを点検するなどの予防策が効果的です。
まとめ
給湯器の温度調整やシャワーの使い方、浴室や洗面所の換気など、水回りの工夫次第で夏の快適さは大きく変わります。
エアコンだけに頼らず、住まい全体の環境を見直すことが、涼しく過ごすためのポイントです。日常的に使用する場所だからこそ、小さな対策が積み重なり、大きな違いにつながります。
今年の夏は、水回りの環境を整えて、快適さと節約を両立した過ごし方を始めてみませんか?
なお、ナカソネ住設では水まわりのリフォーム事業も行っています。キッチンの臭いや排水のトラブルなど、水まわりで気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
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