お役立ち
【お役立ち】入浴剤の選び方と給湯器への影響を知っておこう

いつもナカソネ住設の公式サイトをご覧いただき、ありがとうございます。広報の宮田です。
寒さが厳しくなる季節、入浴剤を使って心も体も温まりたいものですよね。
しかし、リラックス効果を求めて選んだ入浴剤が、実は給湯器に悪影響を与えているかもしれません。
今回は、入浴剤の種類別にその影響と正しい使い方を解説します!
目次
バスソルト:成分に注意!給湯器へのダメージとは?
バスソルトには岩塩やエプソムソルトなど、塩分を含む成分が含まれています。これが入浴後も配管内に残留すると、給湯器内部の金属部品を腐食させる原因になります。
※TOTO製品の場合は使用不可ですので要注意です。
📍 特に注意したい塩分の影響
- 配管のサビの進行
- 金属部品の劣化
- 給湯器の寿命短縮
✔️ 対策方法
- バスソルトを使用した際は、使用後に浴槽と配管をしっかり洗い流す。
- 塩分濃度の高い入浴剤は避けるか、使用頻度を減らす。
炭酸ガス系入浴剤:配管詰まりに注意!
発泡系の入浴剤には、重曹やクエン酸が含まれており、炭酸ガスを発生させます。 このガスや成分が配管内に溜まると、次のようなトラブルが発生しやすくなります。
📍 炭酸ガス系の入浴剤が引き起こすトラブル
- 配管内の詰まり
- フィルターの目詰まり
- 炭酸ガスの圧力で配管内の劣化が加速
✔️ 対策方法
- 残り湯の再利用は避ける。
- 週に一度、配管の内部洗浄を行う。
アロマ系・保湿系入浴剤:配管への影響は?
アロマオイルや保湿成分が含まれる入浴剤も人気ですが、これらの成分が配管に付着すると、時間の経過とともに汚れが固まり、詰まりの原因となることがあります。
📍 注意したい成分
- オイル系成分(シアバター、植物オイルなど)
- 粘度の高いジェル系入浴剤
- 牛乳やはちみつなどの天然成分
✔️ 対策方法
- 入浴後は浴槽の排水口を掃除し、配管に成分が残らないようにする。
- 特に油分を含む入浴剤は使用後の排水洗浄を徹底する。
給湯器メーカー推奨の入浴剤選びとは?
メーカーごとに「使用してはいけない成分」が定められている場合があります。ナカソネ住設では、TOTO製品を取り扱っているため、今回はTOTOの推奨事項を確認しておきましょう。
◆使用できないもの
以下のものは配管や素材を傷め、腐食・変色・劣化などの原因になります。
- イオウ分・塩分(塩化ナトリウム)が入っているもの
- 酸性・アルカリ性になるもの ※液性は入浴剤メーカーにご確認ください
- バスソルト・アロマオイル
- 木酢液・竹酢液
- 基準を満たさない天然温泉水
◆条件によって使用できないもの
<使用上の注意>
- 浴槽の底が見える程度の透明感のある入浴剤を選ぶ
- 入浴時は滑らないように注意する
- 入浴剤によっては浴槽内が滑りやすくなり、転倒のおそれがあります。
- 入浴後はすぐに浴槽を洗い流す
- 使用することで浴槽への色移りにつながります。
- 配管や風呂釜は定期的な洗浄をおすすめします。
入浴剤選びが給湯器の寿命を左右する!
入浴剤でリラックスするのは心も体も温まるひとときですが、その選び方次第で給湯器の寿命を縮めてしまうこともあります。バスソルトの塩分が金属部品を腐食させたり、炭酸ガス系の入浴剤が配管を詰まらせたり、オイル系成分が配管内に残留して汚れを引き起こしたりと、意外と見過ごしがちなリスクが潜んでいます。
また、給湯器メーカーごとに「使用してはいけない成分」が定められている場合もありますので、入浴剤の使用前には推奨事項の確認をお勧めします。
快適なバスタイムを楽しみつつ、給湯器のメンテナンスにも気を配りましょう。万が一トラブルが発生した際は、ナカソネ住設までお気軽にご相談ください!
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